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iPhone 13 Pro、一番のポイントはカメラ性能の進化

9月24日、ついに iPhone 13 シリーズが発売されした。
私もさっそく iPhone 13 Pro を買いました。

13 Pro の1番の魅力はカメラ性能の進化だと思います。

iPhone 13 Pro (+ iOS 15) のカメラ性能の進化のポイントは以下の5つです。

  • マクロ撮影ができるようになった
  • 望遠レンズの望遠率が向上し、ナイトモードにも対応した
  • 広角・超広角が明るくなった
  • Pro のカメラ構成が Pro Max と同じになった
  • 「フォトグラフスタイル」と「シネマティックモード」に対応した

マクロ撮影ができるようになった

今までの iPhone だと被写体に近付きすぎると上手く撮影できなかったのが、新しい iPhone なら最大で2cmまで寄って撮ることができます。
iPhoneユーザーはこれまでマクロ撮影をしたければデジカメを使う必要がありましたが、これからは iPhone があれば事足りるということです。
さらに言えば、デジカメのマクロレンズでもなかなか 2cm までは寄れませんので、これまでデジカメに劣っていた部分を一気に追い越したと言っても過言ではありません。

望遠レンズの望遠率が向上し、ナイトモードにも対応した

望遠レンズが 77mm 相当になり、望遠率が向上しました (12 Pro の望遠は 52mm 相当) 。
簡単に言えば、これまでと比べて画質を落とさずによりズームできるようになったということです。
また、望遠レンズは、iPhone 12 Pro まではナイトモードに未対応でしたが、iPhone 13 でナイトモードに対応し、使用できるシーンが増えました。

広角・超広角が明るくなった

iPhone 13 Pro は iPhone 12 Pro に比べて暗所性能が良くなっています。
f値でいうと、広角が f/1.6 から f/1.5 に、超広角が f/2.4 から f/1.8 になりました。
さらに、広角レンズはセンサーサイズが大きくなっています。

Pro のカメラ構成が Pro Max と同じになった

ハード的な制約で iPhone 12 Pro には搭載されず iPhone 12 Pro Max にのみ搭載されていたセンサーシフト式の手ブレ補正機能が今回は Max でない 13 Pro の方にも搭載されています(この点に関しては 13、13 mini も同様に進化)。
望遠レンズの望遠率も Pro と Pro Max で同じで、カメラ仕様の差がなくなったので、やたらとデカい Pro Max を買わなくても最上位のカメラが使えるようになったのは素晴らしいの一言です。

「フォトグラフスタイル」と「シネマティックモード」に対応した

カメラが進化したとは言ってもスマホで撮った写真は質的にデジカメで撮ったものに劣るとか、妙に鮮やかな仕上がりになったりするのではないか、と言った懸念があるかもしれません。
しかし、ここでは詳細は省きますが、iPhone の世代が新しくなるにしたがってセマンティックレンダリング、Deep Fusion、スマートHDR といったソフトウェアの力で写真の質を向上させるアプローチが進化してきています。
そして、iPhone 13 シリーズ+ iOS 15 では、それらの画像処理の良さを生かしつつ、撮影する画像に自分好みのスタイルを適用できる「フォトグラフスタイル」の機能が追加されました。
また、動画撮影においては、AI が自動で被写体にフォーカスを合わせてくれて、撮影後のフォーカス変更も可能な「シネマティックモード」に対応しました。
他に、12 Pro、12 Pro Max、13 Pro、13 Pro Max は写真の生データに近い Apple ProRAW での撮影にも対応しているため、撮影後の調整でも質を落とすことがない点も評価したいところです。

まとめ

ハードとソフト両面で堅実な進化をしたという印象の iPhone 13 シリーズと iOS 15。
中でも Pro は、12 のときには Pro Max に機能面で劣っていましたが、13 では Pro Max 同等なレベルにまで機能面を充実させたことによって、その価値を一気に高めました。

iPhone のカメラが進化したことによって、もはやデジカメはハイアマチュア向け以上の機種でなければわざわざ持ち歩くほどの価値を感じないと言っても過言ではないでしょう。
カメラを軽い趣味としている私がこれまで一応保有していたエントリークラスのデジタル一眼レフを手放す理由としては十分です。

スマホのコンパクトなボディに搭載できるカメラモジュールの大きさには限度がありますが、昨今はプロセッサの性能の向上によって撮影時に瞬時に画像処理を行うことが可能になり、スマホで撮る写真の質が向上しています。
今後も、ハードが進化することでソフトでできることが増え、ソフトでできることが増えることでハードの制約を補うという流れは続くと見ています。
新機種が発売されて早々ではありますが、次世代ではどのような素晴らしい体験を与えてくれるのか今から楽しみです。