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海外送金や外貨両替がお得にできる金融アプリ Revolut とは

海外でのカード決済や両替、国外送金で手数料が高くてびっくりしたという経験はないでしょうか。
今回はそのような方に向けて金融アプリ Revolut をご紹介します。

Revolutアプリのカード画面
Revolutアプリのカード画面

Revolut とは

Revolut は英国発の金融アプリです。
英国発ですが、Webサイトやアプリは日本語に対応していますので、ご安心ください。

www.revolut.com

Revolut アカウントにお金をチャージし、その残高から決済や送金、貴金属投資を行うことができます。
異なる通貨をまたいだ利用に強いのが特徴です。

どんな人におすすめ

Revolut が向いているのは以下のような人です。

  • 海外でのカード決済の機会が多い人
  • 国外送金をすることがある人

逆に向いていないのは以下のような人です。

  • 海外での利用や国外送金をしない人
  • 日常使いできる高還元の決済手段を探している人

選べる3つのプラン

Revolut には料金プランが3つあります。

基本的には、月会費0円のスタンダードを選んでおいて、
頻繁に国外送金や外貨両替をする必要があればプレミアムやメタルにアップグレードする、という感じでいいと思います。

スタンダード プレミアム メタル
月会費 0円 980円(年間一括払いは 9,800円) 1,980円(年間一括払いは 19,800円)
ATM でひと月あたりに手数料なしで引き出し可能な額 25,000円相当まで 50,000円相当まで 100,000円相当まで
27種類以上の通貨においてひと月あたりに手数料なしで両替できる額 750,000円相当まで 限度額なし 限度額なし
キャッシュバック なし なし あり
優先カスタマーサポート なし あり あり
フライトが1時間以上遅延した場合のサポート なし 本人と同伴者1名分の無料空港ラウンジパス 本人と同伴者3名分の無料空港ラウンジパス

※Revolut のサイトには「プレミアム」より上位の「メタル」というプランも載っていますが、ずっと「近日対応予定」となっています。
<2022/02/05 追記・変更>
1月20日に「メタル」プランが追加されました。上表に追加済みです。

Visaデビットカードが使える

Visaデビットカードとして、バーチャルカードと物理カードが発行できます。
発行自体は無料ですが、物理カードの場合、送料がかかります。

Revolutアカウント(残高)に紐付いた Visaデビットカードという位置付けのようですが、Kyash などで発行できる Visaプリペイドカードとほぼ同じように使えると考えていただいて差し支えないでしょう。
ちなみに、国外利用時の手数料・レートは Kyash より Revolut の方が優ります。

Kyash に関してはこちらをご覧ください。
sa2ru.hatenablog.com

また、1回限りのオンライン取引などに最適なワンタイム(使い捨て)バーチャルカードも発行できます。
カード情報が取引1回ごとに生成されるため不正利用防止に効果的で、安心してオンラインショッピングを楽しめます。

このワンタイムバーチャルカード、有料プラン会員向けの機能として提供されているようなのですが、スタンダード会員の私もなぜか使えてしまいました。
うーん、スタンダード会員でも使えるようになったのでしょうか?それとも、後で取引がキャンセルされたり、プレミアム会員にアップグレードされてしまうとか?
このあたり、何かわかったら情報を更新したいと思います。

<2022/02/03 追記>
今時点のプラン比較のページを見てみると、スタンダード会員の欄にもワンタイムバーチャルカードと書かれているので、おそらくあるタイミングでスタンダード会員にも提供されるようになったのだと思われます。

外貨の保有・両替

Revolutアカウントでは各国通貨の保有・両替ができます。
2021年7月現在、保有・交換できる通貨は次のとおりです。

  • JPY
  • USD
  • GBP
  • EUR
  • AED
  • AUD
  • CAD
  • CHF
  • CZK
  • DKK
  • HKD
  • HUF
  • ILS
  • NOK
  • NZD
  • PLN
  • QAR
  • RON
  • SEK
  • SGD
  • THB
  • TRY
  • ZAR

平日(ロンドン時間)の場合、一部の通貨を除き、手数料なし、かつ有利なレートで両替可能です。ただし、スタンダード会員の場合、750,000円/月を超える分については0.5%の手数料がかかります。
休日(ロンドン時間)の場合、規定の固定レートが適用され、手数料が1%プラスされます。
別の言い方をすれば、スタンダード会員でも、平日、主要通貨国向けの750,000円/月までの両替であれば手数料を取られません。

空港の両替所で両替したり、日本のクレジットカードを海外で使ったり(手数料が上乗せされたカード会社独自のレートが適用される)するより、Revolut を使う方が安く済む場合がほとんどでしょう。

ユーザー間の送金は手数料なし、国内・国外の口座への送金も可能

Revolutユーザー同士のアカウント間の送金は手数料無料です。

また、Revolut は銀行口座への送金にも対応しています。

国内送金の場合、スタンダード会員は1回/月まで手数料無料。2回目以降は220円/回の手数料で送金できます。
<2022/04/23 追記>
4月25日から、国内送金における振り込み手数料が変わります。
新たに1ヶ月あたり100万円の無料国内送金限度額が設けられますが、無料送金回数は増え、スタンダード、プレミアム、メタルの各プランについて、それぞれ5、10、15回まで無料で送金できるようになります(以前はそれぞれ1、5、10回)。
上記の金額か回数を超過すると、送金の都度2%の振込手数料が発生します。
低頻度・少額の送金しかしない人にとっては良い変更です。

<2023/05/06 追記>
5月25日から無料送金の条件が厳しくなります。
1ヶ月あたりの無料国内送金限度額は10万円に縮小され、無料送金回数も全プランで1回になります。
上記の金額か回数を超過すると、送金の都度2%の振込手数料が発生します。
月に複数回または高額の送金をする人にとってはデメリットとなりますが、プラン間での差がなくなってわかりやすくなったのは一応メリットですね。

<2024/04/14 追記>
2月26日から無料送金の条件が変わっています。
月額10万円の無料国内送金限度額が撤廃され、プランごとに異なる月額無料送金限度枠(回数)の範囲内で無料送金ができる形に変わりました。
各プランの月額無料送金限度枠(回数)は以下です。

  • スタンダードプラン:1回まで
  • プレミアムプラン:3回まで
  • メタルプラン:5回まで

上限回数に達した場合、それ以降1回あたり220円の送金手数料が発生します。

海外送金も可能です。
海外送金をする際には両替が発生しますが、前述のとおり、スタンダード会員でも、平日、主要通貨国向けの750,000円/月までの送金であれば手数料を取られません。

海外送金では通常5営業日以内に受取人口座に入金されます。

<2024/04/14 変更>
なお、送金可能なのは、デビットカードまたは銀行口座から入金した残高です。クレジットカードおよびデビットカードからの入金分は送金・出金できません(2/26よりデビットカードからチャージされた資金の送金ができなくなりました)。
Kyash など他の決済サービスではデビットカードからの入金分が送金に使えない場合が多いので、ここはメリットと言えるでしょう。
私はソニー銀行のデビットカード Sony Bank WALLET を登録して入金しています。

<2022/02/05 追記><2024/04/14 変更>
Kyash は2022年2月8日にクレジットカード/デビットカードから入金した分も送金可能になりました。ですので、デビットカードからチャージして送金もしたい人には Kyash をおすすめします。

<2023/05/06 追記>
ソニー銀行側で制限が新設され、Sony Bank WALLET からの入金はできなくなりました。
新たな入金元を探さないとだめですね。。

現金引き出し(出金)について

現金引き出しは、海外発行カードに対応しているイオン銀行ATM から行えます。
スタンダード会員の場合、25,000円/月までは手数料無料で、それを超える分は2%の手数料がかかります。

<2024/04/14 変更>
送金と同様、出金できるのは、デビットカードまたは銀行口座から入金した残高です。
クレジットカードおよびデビットカードからの入金分は送金・出金できません(2/26よりデビットカードからチャージされた資金の ATM引き出しができなくなりました)。

イオン銀行ATMの場所は、イオン銀行のウェブサイトにある店舗・ATM検索で検索できます。

セキュリティにも配慮

安心して使うための機能も提供されています。

まず、カードごとに利用額の上限設定ができます。
用途ごとに複数枚のカードを発行しておいて、それぞれに適切な上限額を設定しておくと安心です。

また、アプリから任意のカードをロック(利用停止)することができます。
不正利用が疑われる場合や物理カードの紛失など万が一の場合に役立ちます。

そして、前述しましたが、1回限りのオンライン取引などに最適なワンタイム(使い捨て)バーチャルカードが発行できます。
カード情報が取引1回ごとに生成されるため不正利用防止に効果的で、安心してオンラインショッピングを楽しめます。

ポイント還元はないがクーポンがある

このようなサービスを利用するときに気になることの一つはお得感だと思います。
代表的なのはポイント還元ですが、Revolut はポイント還元がありません。

代わりに使えるのがクーポンです。
例えば、コジマのオンラインストアで1%のキャッシュバックや、Loft で3%のキャッシャバックなど、特定のお店でお得に買い物ができるクーポンが発行されています。

貴金属投資ができる

Revolut の特徴の一つがアプリから行える貴金属投資です。
この辺りがただのプリペイドカードや決済サービスと違うところで、金融アプリなどと呼ぶ由縁だと思います。
投資なので増えるか減るかは運用次第ですが、少額から始められますので、無理のない範囲で投資してみるのも良いのではないでしょうか。

Apple Pay には対応していない

iPhone アプリがあるので Apple Pay にも対応しているかと思いきや、(日本では)Apple Pay は未対応です。
国によっては利用できるようになっているので、いずれ日本でも利用可能になると予想しています。
今後に期待です。

まとめ

お得に外貨両替ができ、Visaデビットカードが発行できる Revolut。
ポイント還元がなく、現時点では日本で Apple Pay に登録できないので日常的な決算手段には向いていませんが、海外での利用においては強みがあります。
国外への送金や海外渡航の機会が多い方は一度使われてみてはいかがでしょうか。

*1:法人・ビジネスカードおよび国外で発行されたカードは除きます

*2:銀行振込によるチャージの場合、振込元の銀行によっては振込手数料が別途発生する場合があります